PPLB-600 インライン2次元色彩計(色検査装置)

食品工場等の色判定を完全自動化!
非接触で色・質感を解析、生産ラインを止めずに色の合否判定が可能なインライン色検査装置

 PPLB-600 インライン2次元色彩計(色検査装置)の特徴

PPLB-600特徴

PPLB-600 インライン2次元色彩計テストイメージ

  • カメラ方式なので非接触で測定、検査品に触れる事なく色の検査が可能
  • 『色分布一致度』の確認可能。基準品と検査品の一致度を瞬時に比較します。※ピクセル毎の色情報をxy色度図 にプロットし積算データの重なり具合で一致度を確認。
  • 既存コンベア上に簡単に設置が可能(打合せが必要)
  • 省スペース設置が可能
  • 測定結果が安定し検査員の目視検査の負担を解消、また検査のバラつきも解消
  • 立体物も測定可能

2次元で測定(面測定)、ピクセル毎の色度データ取得可能

PPLBカメラではピクセル単位で色情報を取得しています。下の例では、取得した画像の任意のエリアの色度分布が色度図上にマッピングされています。

二次元色彩計で取得した画像から選択したエリアの色分布取得イメージ

二次元色彩計の色度分布取得

 PPLB-600 用途例

食品工場で用途例

クッキーの焼き色検査・・・基準品との焼き色を比較し合否判定

Step① 「一番美味しそうな製品」を基準品とし、色データを取得します。

PPLB-600 基準品

基準品

PPLB-600 インライン検査例

コンベアを流れるサンプルを非接触で検査します。
※実際の製品にはコンベアは含まれません。

Step② ライン上に流れる検査品を撮影し瞬時に色判定。

PPLB-600 サンプルA

検査品A

PPLB-600 一致度での合否判定OK品

基準品との⊿E、一致度から検査品の合否を判定。

Step③ 設定した数値よりも少ない一致度の製品NG判定が可能。

PPLB-600 サンプルB

検査品B

PPLB-600 一致度での合否判定NG品

設定値より低い一致度の為NG判定。検査画像は全てOK品、NG品に分けて保存。

用途

  • 食品業界:焼き色測定、冷凍食品の検査等
  • 建築・建材業界:煉瓦の焼き色、建材の色等

概略仕様

機種 PPLB-600
有効画素数 約200万画素
ビデオ出力 10bit
シャッタースピード 1/10,000sec~1/30sec
フレームレート 30フレーム/sec
S/N比 56dB
本体サイズ
約W450×D600×H1700mm
質量
50kg~60kg 

色分布一致度とは・・・基準品と検査品の色の分布度合いを比較可能!

色分布一致度とは

独自の判定方式です。測定領域の1 ピクセル毎の色情報をxy色度図 にプロットし積算データとして表現します。(右図は色の積算データの3Dイメージ)基準品と測定対象のデータを比較し、積算データの全体に対する重なり合った割合を「色分布一致度」と呼びます。

色分布一致度の説明

「色分布一致度」とLab値や⊿Eとの違い

⊿Eは平均値で算出したLabを使用するのに対し、色分布一致度は広範囲の色の積算データ(平均化していない)をそのまま比較します。

色分布一致度とLab値や⊿Eとの違い

表の通り、上記①~③の測定物の平均Lab値の測定結果は見た目に比べて違いが少なく、①を基準に①-②と①-③の⊿Eはほとんど変わらず低い値になっています。
それに対して、色分布一致度(%)を見てみると値は大きく変わっている事がわかります。