超微量粘度計 RSM-MV1

微少量(最少2μL)の低粘度試料を精度良く図れる粘度計です。希少・高価な液体試料の粘度測定に最適です。

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特長

  1. わずか2μL(従来の1,000分の1~100の1の量)の試料で粘度の測定が可能!
  2. 測定粘度範囲が広い!(粘度範囲:0.1~140,000mPa・s 試料量:最少2μL 粘度分解能:0.1mPa・s)
  3. 低粘度まで精度よく測れる!
  4. 広い適用範囲

最先端のナノ計測法


超微量粘度計RSM-MV1 特長

当機の適用可能例

  • 個別電池の電解液
  • 抗体などの少量で貴重な生物由来成分を含む薬剤
  • ナノインプリンティング用樹脂
  • ナノプリンティング用インク
  • 3Dプリンター用樹脂
  • 血液(糖尿病・高脂血症など血液粘度以上を来す疾患の発見や経過診断に貢献)
  • 細胞分散液
超微量粘度計RSM-MV1 広い適用範囲

測定原理


超微量粘度計RSM-MV1 測定原理

操作方法


超微量粘度計RSM-MV1 操作方法

測定事例

電池の電解液

充放電の繰り返しに伴う粘度増加は性能劣化に繋がりますが、その実電池の電解液の回収は非常に困難で回収できる液量は100μLレベルと言われています。

当機で測定(試料は超微量20μL)⇒わずかな粘度増加をキャッチ

試料 電解液(未使用) 電池(出荷品使用)から回収 電池(充放電サイクル後)から回収
粘度η(mPa・s) 3.1 5.5 6.2

生体試料(貴重な血液、高価な薬剤)

血液の粘度増大を示す疾患(糖尿病、高脂血症など)の検査、経過観察やマウスなどの血液量の少ない粘度測定も可能です。

また、貴重な薬剤を取り込ませるドラックデリバリーシステムの最適化の指標としてもお使いただけます。

当機で測定(試料は超微量20μL)

粘度η(mPa・s)
ICRマウス(メス)の血液 3.5

エチレングリコール(性能実証例)

超微量でも粘度が高精度で文献に一致し、再現性良く測定できます。

当機で測定(試料は超微量5μL)⇒誤差2%以下の再現性で測定可能!

粘度η(mPa・s) 粘度η(mPa・s)@20℃(文献値)
エチレングリコール 19.8 ± 0.4 19.9(化学便覧)