高温試験、加熱試験用恒温槽 MSO-HBSシリーズ。

特長

万が一の、高温試験時の変形、加熱試験時の発火・破裂を安全に評価する事を重視。
独立したヒーターBOX・槽内保護ガード、撮影用観測窓装備、放爆扉等の安全対策も充実。JIS C 8712の高温加熱試験対応。

JIS C 8712 密閉型小型二次電池安全性 評価試験抜粋(高温 加熱)

● 4.2.3 高温下での組電池容器の変形

A)要求事項
 高温で使用したとき、内容物の露出を引き起こす組電池の変形がない。
B)試験
 組電池容器の堅牢さを評価するために、完全に充電した 組電池を高温下に放電する。
 組電池を温度70℃±2℃の空気循環式オーブンの中に7時間放置する。
 この後オーブンから取り出し、室温に戻す。 C)判定基準  内容物の露出を引き起こす組電池の変形があってはならない。
※試験数
◎組電池:3

● 4.3.5 加熱

A)要求事項
 異常温度によって発火又は破裂を引起こさない。
B)試験
完全充電した単電池を室温に安定させた後、恒温槽内に置き、恒温槽の温度を5℃±2℃/分の昇温速度で 130℃±2℃まで上昇させる。
 その後、恒温槽の温度を 130℃±2℃で10分間保持する。
c)判定基準
発火又は破裂があってはならない。
※試験数
◎組電池:5

概略仕様

温度範囲 50℃~300℃
内寸法 W600×D600×H650mm(60型)
W800×D800×H800mm(80型)
その他 放爆扉・調圧ダンパー・強制排気・貫通穴・プレパージ機構・撮影用窓(カメラ台付き)
オプション 可燃性ガス警報器・N2噴射装置・炎検知器安全増、耐圧防爆仕様循環ファン・送風ファン
※JIS C 8712/4.2.3・4.3.5対応
  • *1 : 温度平衡後