最高の品質、精度、温度制御機能を備えた、お手頃価格の卓上型屈折計です。

特長

卓上型屈折計すべてに実証済みのペルチェ素子温度制御を採用

正確な屈折率測定には、正確な温度測定と制御が不可欠です。出荷前の各機器に使用される特許取得済みのT-Checkシステムは、自動卓上型屈折計の表面温度の測定・制御精度を±0.03 °C以内に保証します。

  • トレーサブルな温度のチェックと調整
  • 最も正確なプリズム表面温度測定
  • 温度起因のエラーの防止

迅速な濃度測定

ユーザーインターフェイスを簡素化し、メソッドをあらかじめ定義しておくことで、二元溶液の濃度測定の高速化を実現しています。

  • 屈折率とブリックス濃度の測定
  • 8つの追加メソッド(交換可能)
  • わずか10秒の短いサイクルタイムでの測定と結果の記録
  • 70µLの少量サンプルに対応

耐擦傷性サファイアプリズムで長期にわたって正確な測定結果を実現

卓上型屈折計に搭載されたサファイアプリズムは、装置の耐用期間全体にわたって最も正確な結果を保証します。

  • スパチュラやその他の実験器具を使った洗浄が可能
  • ダイヤモンドに近いモース硬度9
  • プリズムには25年保証付き

測定結果の印刷と文書化が簡単

卓上型屈折計Abbemat Essentialは、オプションのラベルプリンターにより測定結果の文書化を簡素化し、迅速で信頼性の高い印刷を可能にします。

手動でのデータコピーが不要になるため、転記ミスのリスクが減り、記録されたすべての測定値が正確で追跡可能であることが保証されます。

箱から出してすぐに使用可能

アントンパールの卓上型自動屈折計は、セットアップが不要なシンプルなユーザーインターフェイスを採用し、すぐに使用できる設計になっています。

Abbemat Essentialは直感的に操作できるため、初めての方でもトレーニングを受けることなく簡単に測定を始めることができます。

どのようなラボ環境であっても、エラーを最小限に抑え、効率を最大限に高めることができます。

概略仕様

型式 Abbemat 3001 Abbemat 3101 Abbemat 3201
屈折率
範囲 1.33~1.55 nD 1.30~1.66 nD 1.26~1.72 nD
最大分解能 0.0001 nD 0.00001 nD 0.000001 nD
精度※1 ±0.0001 nD ±0.00004 nD ±0.00002 nD
繰り返し精度  ±0.0001 nD ±0.0000015 nD ±0.0000015 nD
Brix
範囲 0~100 °Brix 0~100 °Brix 0~100 °Brix
表示分解能 0.01 °Brix 0.001 °Brix 0.001 °Brix
精度  ±0.05 °Brix ±0.03 °Brix ±0.015 °Brix
温度
温度範囲 20~40 °C 10~70 °C 4※2 ~105 °C
温度プローブ精度※1 ±0.05 °C ±0.03 °C ±0.03 °C
温度プローブ安定度  ±0.002 °C ±0.002 °C ±0.002 °C
ディスプレイ 7インチのハイブリッドタッチスクリーン
通信インターフェイス USB(プリンター)
データストレージ ラベルプリンター 
一般仕様
最小サンプル量 70 uL
マイクロフローセル内の最大許容圧力 10 bar
周囲温度 5~40 °C
サンプル接触部の材質
プリズム 合成サファイア
サンプルウェル ステンレス鋼、ニッケル合金(オプション)
シール FFKM(パーフロロエラストマー)
コンポーネント
光源 LED光源、平均寿命10万時間以上
測定波長  589.3 nm(波長を調整した干渉フィルターによる)
電源仕様 AC 100~240 V +10%/-15%、50/60 Hz、最小10 W、最大100 W、サンプル温度設定と周囲温度によって異なる
寸法
幅×高さ×奥行  225×115×330 mm
重量  3.5 kg
  • ※1 標準条件(T=20 °C、周囲温度20~25 °C)で有効
  • ※2 最高周囲温度35 °Cの場合